肉のたんぱく質を上手にとろう
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もうすぐ新年度を迎え、街では学生や社会人など初々しい姿を見かけるようになります。
ご家庭でお弁当生活が始まる人も多いのではないでしょうか。今回は上手なたんぱく質の取り方をご紹介いたします。
私たちが元気に生きていくには、血と筋肉と骨を強くしなければいけません。筋肉を強くするのに欠かせない栄養素はたんぱく質です。
私たちの体の細胞はたんぱく質を原料に作られているので、不足すると様々な不調があらわれます。
ダイエットと称して、食事量全体を減らし、野菜だけ、特定の果物にだけを食べ続ける人がいますが、肌も髪質もボロボロになってしまいます。
いくらやせても、筋肉もなくなりしなびたりんご状態で、それではちっとも美しくないですね。健康だから美しいのです。
そこをカン違いしないようにしたいものですね。肉には良質の動物性たんぱく質が多く含まれています。鶏ムネ肉、豚モモ肉、牛モモ肉には、ミオシン、アクトミオシン、アルブミンなどが含まれます。
ミネラルではリン、ナトリウム、鉄、イオウが含まれています。
肉を調理するときは、中性脂肪の吸収を低下させるよう、リノール酸を含む植物性の油を使うといいでしょう。
また、肉と一緒にパパイヤやマンゴーなどの果物、トマトを合わせて食べるとたんぱく質分解酵素が含まれており、肉を柔らかくし、消化吸収を助けます。
ニンニクや玉葱に多く含まれる硫化アリルは脂肪の分解を促進し、血行を良くします。
さらに善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らして動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞を防ぐ働きがあります。脂肪分の少ない肉はゴマやチーズとの相性が良く、脂肪分の多い肉には葱、ニンニク、ショウガ、黒酢やビネガーとの組み合わせがおすすめです。
最後にたんぱく質の代謝にはビタミンB6が必要ですので、バナナや豆類も 組み合わせるとさらにバランスが良くなります。