池川明先生に教えてもらう「みそが妊活にいいワケ!」

池川明先生に教えてもらう「みそが妊活にいいワケ!」

国内のみならず世界を股にかけ、講演活動をしている「胎内記憶」研究の第一人者、産婦人科医の池川明先生。
胎内記憶を通じて、これまで数多くのお母さんを笑顔にしてきた池川先生が、これから出産を考えている人たちに伝えているのが、 妊娠するまでの食生活や生活習慣の大切さ。
妊活に欠かせない食材の一つが「みそ」で、妊娠しやすい、産みやすい体をつくる上で、みそが大切な役割を担ってくれるというのです。

池川先生に聞きました。

数年前から頻繁に使われるようになった「妊活」とは、妊娠についての知識を身に付けたり、妊娠にあたって自身の体の現状を把握したりすること。

昔から「赤ちゃんは授かりもの」といいますが、最近は不妊や流産によって、授かりたくても授かれないケースも少なくありません。

女性の体には卵巣があり、その中に、これから赤ちゃんになる卵(原始卵胞)が眠っています。
それは5 か月の胎児の時が一番多くて700万個、生まれた時点で200万個、以降、時間の経過とともにどんどん減っていき、
残り2000個になった時に排卵が停止、すなわち赤ちゃんを産むことができなくなると考えられています。
このように自然に消えていくこととは別に、有害な化学物質やたばこなど、外的障害によっても原始卵胞は傷ついたり消滅したりしてしまいます。

妊娠を希望するなら、できるだけ多くの健康な卵子を維持すること。
つまり、妊娠前から食事や身の回りのことに気を配り、ストレスや冷え症なども改善、解消しておくことが大切です。

食事は当然、和食がいいですね。
中でも「みそ汁」は、卵子の老化を防ぐといわれています。
みそ汁なら、一度にたくさんの野菜や海藻をとれるし、体温も上がるため、自然と赤ちゃんができやすい体がつくられていくでしょう。

主食はなるべく精製度の低い炭水化物(農薬の心配の少ないもの)で、植物性たんぱく質を多くとり、果物や野菜、豆類やナッツ類など、葉酸と鉄分を多く含むものを食べるように心がけましょう。
抗酸化作用やデトックス効果がある食材、体を温める食材などを、みそ汁の具としてプラスすれば、なおgood!

でも、ストイックになりすぎてストレスになっては本末転倒。
一番大事なのは、いつでも笑顔でいること。
そうすれば、きっと赤ちゃんは来てくれると思います。