アルカリ性豆類の王様は大豆

  • 豆類は、えんどう以外はおおむねアルカリ性です。なかでもカルシウムの含有量が多いのは、大豆及び大豆製品です。味噌は代表的ですね。
    大豆は「畑の肉」とよばれるように、良質のたんぱく質を多く含んでいます。その上、カルシウムの流出を抑えるイソフラボンやビタミンK、動脈硬化を防ぎ血液をさらさらにするサポニン、脳細胞を活性化するレシチン、便秘を防ぐ食物繊維なども豊富です。鉄や亜鉛、マグネシウムといったミネラルも多く、豆の王様と呼ぶにふさわしい高い栄養価を誇っています。
    また、木綿豆腐や油揚げ、がんもどきなどにもカルシウムがたっぷり含まれ、リンとの比率も文句なしです。油揚げは千切りにして冷凍しておくと、味噌汁に朝パラッと入れるだけ。簡単便利です。

豆類のカルシウムとリンの比率表

  • 食品名 カルシウム リン 比率(約)
    あずき(全粒・ゆで) 30 100 1:3
    いんげん豆(全粒・ゆで) 60 150 1:3
    うぐいす豆 18 130 1:7
    ひよこ豆(全粒・ゆで) 45 120 1:3
    大豆(国産・ゆで) 70 190 1:3
    木綿豆腐 120 110 1:1
    絹ごし豆腐 43 81 1:2
    油揚げ 300 230 1:1
    糸引き納豆 90 190 1:2
    がんもどき 270 200 1:1

    可食部100gあたり 単位;mg