春の新生活を応援、ブレインフードの味噌
学校や職場など、これまでと異なる環境で新生活をスタートしている方も多いと思います。
最近、巷で話題の「ブレインフード」は、脳を元気にする食べ物。「脳の健康」といったら若い人には関係ない? いえいえ、そんなことはありません。
頭がシャープになると、仕事も勉強もはかどり、とても気持ちがよいものです。
私自身、集中力が増し、キレがよくなることを実感しているので、今回は、ブレインフードである「和食」や「味噌」についてご紹介します。
世界でも注目されている「和食」。メニューを思い浮かべると、鮭やサンマなどの焼き魚をはじめ、大豆を原材料とした味噌汁、豆腐、納豆などありますが、まさしくこれがブレインフード。さらに主食であるごはんからは、脳のエネルギーになるブドウ糖を摂取することができます。
「味噌」に含まれる大豆レシチンは、脳を活性化させる栄養素として注目されています。レシチンは代謝を活発にさせたり、脳の栄養素になったりするそうで、中でも注目は、脳の神経細胞や神経伝達物質の原料になっていること。
この神経伝達物質が活発に分泌されると、気持ちが落ち着き、積極的に物事を考えられるようになります。
同時に、記憶力、判断力、集中力もアップするといわれています。
オメガ3脂肪酸をはじめ、ビタミンやミネラルを多く含む「クルミ」も有名で、これまた味噌と相性ぴったりの食材です。
おやつにも最適な「クルミ味噌」は、最強のブレインフードかもしれません。クルミは意外と味噌汁にも合います。
当然のことながら、たくさんとればよい、という単純なものでもないですが、ちょっと脳が疲れたな、集中力を高めたいなと思ったら、サプリに頼るのではなく、まず食生活を見直してみてはいかが?
朝ごはんを欠食して、頭がポーっとして、半日無駄にしてしまう、なんてことはありませんか?
近年は、朝食をとらない人や菓子パン一つで済ます人も多いようですが、特に、エネルギーをつけたいとき、集中力を高めたいときは朝が重要です。
朝ごはんでしっかりエネルギーを補充して、朝から元気に仕事や勉強に取り掛かりたいですね。
ちなみに、広島市にある才蔵寺に「ミソ地蔵」があるのをご存知でしょうか。このミソ地蔵に味噌をのせて合格祈願をすると、合格できると信じられています。これから新しいことを勉強したい方なども、広島へ行く際はぜひ拝礼に行ってくださいね。
参考:『新食品成分表』(発行/東京法令出版、編者/新食品成分表編集委員会)