トップメッセージ

味噌で世界中のヒトと社会に「毎日に、おいしさと健康を」一日一神州一

 神州一味噌株式会社は、長野県諏訪を発祥の地として、「子供から大人まで、誰にでもおいしく、健康に良い味噌を造り、世の益にしたい」との想いから、1916年に味噌醸造を始めました。事実、当社を代表する味噌「み子ちゃん」は、味噌の理想的な色とされる山吹色を呈し、旨味と塩味の絶妙なバランスを実現し、すべてのお客様にお召し上がりいただけるようきめ細かなテキスチャーを実現した商品として永年にわたり、全国でそして世界各地でお客様からのご愛顧をいただいてまいりました。

 味噌は、大豆や米を微生物によって発酵させ、独特の香味を有し、栄養成分を吸収しやすい形にした理想的な食品であります。最近の研究では、日本が誇る世界有数の長寿は、麹を活用した様々な発酵食品を多用することによる優れた腸内環境の実現からもたらされた効果ではないかと言われています。
 また、ライフスタイル・食生活の変化にも対応して、グローバルレベルでの原料・素材の調達体制の確立と味噌加工技術の深耕を重ねて参りました。その結果、毎日の食卓においしく登場できる即席みそ汁をふんだんにお届けすることができるようになりました。

 味噌も即席みそ汁も、私たちの基本理念として、原料たる自然の恵みに感謝し、お客様第一主義にもとづき、安心で、おいしく、健康な食生活に貢献する商品を提供させていただくことを企業理念として定めた上での結果であります。この基本理念は、留まることなく、常に、より高い目標を掲げて追求し続けるものであります。味噌については従来の製法のみに安住することなく、今後も発酵技術・生産技術の改良を追及し、他方、即席味噌汁に代表される加工食品分野については加工の技術を更に進化させ、より安心で、よりおいしい商品を、より多種多様な品揃えにて提供できるよう努力を重ねてまいります。

 私たちは、お客様から、より深く信頼され、より多くの好感を抱いていただけるように、常に真剣に考え、誠意を以って行動する集団でありたいと考えています。当社の発祥とドメインが日本古来の伝統食品であっても、時流に即した「お客様第一主義」の視点から当社のすべての構成員の意思決定と行動が導かれなければなりません。当社は、高い「志」と、ビジネスという舞台での自己実現を願う多くの若く熱意あふれる社員に恵まれた組織であります。私達は、味噌をこよなく愛し、誇りをもって味噌作りに打ち込む人の集まりです。これからも引き続き、皆様の率直な、時には厳しいご意見ご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

神州一味噌株式会社
代表取締役社長

林 善博